嫌いな入力フォーム
wrote : 2004/2/18

何かオンラインで申し込むときには避けて通れないのが個人情報の入力フォーム。
とりわけ懸賞サイトなどをよく使う方は頻繁に自分の住所や名前を入力しているのではないかと思われます。
でもみなさん、結構煩わしい思い、してませんか?
一回の入力にかかる手間ってのは、確かにそんなに負担ではないのですが、コト懸賞サイトでまとめて登録するときなど、入力フォームのデザインなども変わっていて、比較すると厄介に思えるものも少なくありません。

■まずは名前の入力フォームに物申す■

<名前:例1>
名前:
<名前:例2>
名前:(姓) (名)
わざわざ分けることにポリシーがあるのかと問いたい

例えば「名前」の入力フォーム。
例のように「名前」全部を入れるところもあれば、姓と名を分けて入力させるところがあります。

これは当選商品を発送したり、DMを送ったりなど“送付”する場合に、姓と名の間に空白を入れたいために利用される場合が多いです。
あるいは、ログイン後のページで「○○(姓)さんようこそ」みたいに表示させるだけの目的だったりします。
でも入力する方にしてみれば、例1のように1個のテキストボックスであった方が楽なんですよね。
郵送目的がないサイト(例えばフリーメールのアドレス取るだけ、とか)でこんな名前入力のフォームを見ると、システム的に無駄なので、なんかハラたちます(いちおーシステム屋さんとして)。

これにあわせてフリガナを入力させるフォームがありますが、これは顧客管理を五十音順にしたいためだけ。
よって、フリガナに関しては性と名が分かれている必要は一切ないはずです。

<名前:例3>
フリガナ
名 前
非常に無駄な手間を感じる入力例

■電話番号入力フォームだって、問題あるッス■

次に「電話番号」の入力フォーム。
市内、市外、加入者と番号を分けてるヤツ。
・・・なんか意味あるんスか?(軽く怒)

<TEL:例1>
TEL:
<TEL:例2>
TEL:--
いちいちマウスで移動する(またはTABキーを押す)のがめんどくさいぞ、コラ!

わざわざこうする理由を“あえて”付与するならば、市外局番と市内局番をマッチングさせたその電話番号の有効性を調べる際には便利なのかもしれません。
でも、ようは下4桁を除いた、0から始まる番号を調べればいいだけなので、わざわざ市外局番、市内局番と分けて入力させる意味がありません。
ましてや多くの懸賞サイトでは、電話連絡はあくまでも最後の連絡手段であり、メインはメールでのやり取りになります。
てことは、利用価値が低い情報に、手間をかけさせているだけの、非常に無駄なデザインと言えるわけです。

■もっとも無駄で、しかも手間のかかるフォーム■

そして、もっとも問題があるのが「住所」の入力フォームです。
まずは例を見ていただきましょう。

<住所:例1>
 郵便番号 :-
 都道府県 :
市町村・番地:
 建物 等 :
よく見かけるタイプです。

郵便番号をいれて、都道府県を選んで、細かいところはタイピング。
もっともポピュラーな形ですね。

このタイプが一番ウザいんじゃぁっ!

はぁ、、はぁ、、、

・・・すみません、取り乱してしまいました。
まず何がいけないのか、一つ一つあげていきましょう。

まずは郵便番号。
これは電話番号のところでも述べましたが、上3桁と下4桁を分ける意味がまったく持って不明です。
入力のしやすさだけで言えば、この例ならば「0030026」とハイフンなしならばテンキーだけで可能です。
わざわざ分けるのは見易さ重視なのでしょうが、入力させることが最重要目的だとするならば7桁連続で入れさせるべきです。

そして都道府県のセレクトボタン。
これが最も腹立たしい。
通常北から順に並んでいるので、北海道や東北の人は上部にあるため選択しやすいのだろうが、南下するにしたがっていちいちスクロールして探さなければならない、という面倒が付きまとう。
もし、市町村等の詳細部分を入れなくてもよい程度のアンケートなら、マウスで選択する一手間なのでそこまで気にすることもないのだろうが、以下にキーボード入力を要する項目がある場合、マウスとキーボードの行き来が発生するので余計に苛立ちを奮い立たせる。
あ゛あ゛あ゛ぁっ!
もっとスマートに入力させられるやろ、このボケがぁぁっ!

はぁ、、はぁ、、、

以上を踏まえた上で、おそらく入力しやすいデザインは以下の形式かと思われます。

<住所:例2>
郵便番号:( - は不要)
住  所:
建物 等:
郵便番号は7桁入力、住所もシンプルに
<住所:例3>
郵便番号:( - は不要)

 都道府県 :
市町村・番地:
 建物 等 :
郵便番号から住所検索をする機能つき

入力のしやすさ、だけで言ったら例2です。
一見、全部入力しなければならないように見えますが、PCから入力されることが多いことを考慮すると、郵便番号からの住所変換があって然るべきと考えるでしょう。
つまり、

  003-0026 →  北海道札幌市白石区本通南

と、これだけで住所の大部分を書き込むことができるわけです。
例1のようなフォームでも、市町村部分を入力する際にこのように郵便番号変換をしている人は多いのではないでしょうか?
しかし、変換しても都道府県の部分は削らなければいけないので、更に手間が発生してしまいます。
まさに例1のデザインは百害あって一利なしです。
あるいは仕様的にどうしても都道府県を選択させたいのでしたら、例3のように住所検索ボタンを用意し、住所を補完する機能があって然るべきでしょう。
郵便番号情報は逐次更新されますので、それを定期的にマスタDBに登録する作業が必要ですが、法人のページならやって当然
というか、それくらいのシステム構築が出来ないくらいなら、いい気になって都道府県をセレクト表示すんな
個人のページじゃあるまいし、ユーザビリティを考えないデザインは、

企業努力が足りないものとみなされても仕方ありません

Webのデザインをデザイン会社に丸投げする企業もあるようですが、デザイナーもある程度システムを理解している必要があるわけです。

■入力フォームは、信用のレベルに等しい■

こんな観点で、懸賞サイトや色々な申し込みページを見てみてると、いろいろ気がつく点が多いかもしれません。
いい気になって、上記したような使いにくくて、ダサダサなサイトの多いこと、多いこと。
ちょっとスタイルシートが使えるからといって、メールの入力フォームを変換禁止にしているところなんてのもあります。
メールの入力って、PC使える人ならほとんど単語登録してるっちゅーねん。
変換禁止させたら、それこそ誤字脱字が増えかねませんよ?

よって、入力フォームのデザインは、その人その企業が、どれだけユーザの立場で設計しているかが、如実に現れる場所であるので、ことさらテキトーに作ってしまう、なんてのはもってのほかだと思われます。
ましてや、SSL通してもいないところなど、企業の信用がた落ちです。